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2009年12月22日 (火)

某月某日、朝、さいたま地方検察庁に移送された容疑者何某

 偶然、地検前を通りかかったところたくさんの警察官とプレスが地検付近を囲繞していた。何事だろうと思い警察官に聴いてみたが教えられないというのでプレスの聴いたら結婚詐欺(殺人?)で世間を騒がした何某が連行されてくるということであった。

 重大事犯であるだけに警察官のあいだには凛乎とした緊張感が漲っていた。しばらく地検の前で観察していたのであるが陸続と警察車輌が検察にむかってやってくるさまには驚動に値した。日日歳歳毎朝、検察は緊張の裡に包まれているようを知った。それにしても刑事さんというのは眼光が炯炯としている。が、それは性悪説を当然としている眼であった。社会正義の一部を守ろうとする者の性に満ちた眼の光・・・。

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2009年12月12日 (土)

喫煙者は採用しない法人が在る

 標記のことが今朝の新聞に掲載されていた。そういう会社は社員にやさしく良心的である。

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最近の紀伊国屋書店の無粋-昨今の世情から経営が苦しいのは理解できる-

 紀伊国屋書店は制服を廃止した。制服見たさに紀伊国屋書店に本を買いにゆくわけではないが懇意にしている女子書店員の嘆息する声を聴いて、制服の手当にも困窮するほど経営が苦しいのだなと知る。

 制服ごときで上のような印象を読書子に植え付けてもつまらないと思う。凋落傾向の書店に佳書が常備されているはずもなく、現実に地方に展開している紀伊国屋で用意している書物のラインナップは確実に低下しているように思えてならない。であるからこそ、売場面積で勝負している初羅句を図書購入の専らとしているのである。

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読書子として紀伊国屋書店のポイント制度の導入は歓迎するべきなのであろうが・・・

http://www.kinokuniya.co.jp/pointcard.html

 その感慨はあえて識さないこととする。

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2009年12月10日 (木)

うつ状態にある者のうつ病に対する認識の在り方における過去および現在

  東大の川上憲人教授らは日本人のうつ病患者千人を対象に「うつ病患者が精神科を受診しない理由」をWHOのうつ病共同研究の一環として調査した結果、うつ者(うつ病者ではなく)の認識が時代とともに大きな変化を呈していることを確認した。

 即ち、従来のうつに対する考え方は、① うつは心の悩みである ② 心の悩みは気持ちの整理が進むにつれ回復する ③ ひどくならなければ精神科受診の必要はない
 
 他方、最近のうつ者は、ⅰ うつ状態は心の病気である ⅱ 病気には治療が必要である ⅳ 従って早期受診が必要である。

 ☆ うつ者が、うつを病として認識するようになった理由の背景には製薬会社が率先企図した患者の増員を目的とする誘導的作為があると右掲の著者は説く。【参考文献 なぜうつ病の人が増えたのか 富高辰一郎著 幻冬舎ルネッサンス】

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2009年11月29日 (日)

東大卒業者の社会的貢献に対する国民的期待感への背理、及び同校卒業者における職業選択の自由、乃至、同校への不可逆的偏見などが交錯したカオスを以下の記事は端的に示しているため当事者及び当該新聞記事をどのように読み解くべきか判断に苦慮するのだがニーチェ的言説の「この人をみよ」というふうに解釈することにした

転身 35歳元防衛庁キャリア、巡査に「現場で人助けを」
11月5日15時28分配信 毎日新聞
 防衛庁の「元キャリア官僚」が今秋、神戸市の兵庫県警生田前交番で、巡査として新たな人生のスタートを切った。転機は、防衛庁時代に出向した警察で一線の苦労に触れたことだった。東京で働く妻と離れて暮らす35歳の新人警官は「国の制度を動かすより、現場に出て一人一人の人生にかかわりたい」と張り切っている。

 渡辺隆浩巡査で、東京大を卒業後、都銀勤務を経て99年、防衛庁(現防衛省)に入庁。「弾道ミサイル防衛などを実施する際の計画、調整の仕事をしていた」という。05年から2年間、人事交流で千葉県警本部に交通安全教育課長として出向。「先輩や同僚は勤務時間外の飲み会で酔っぱらいに出会っても、旅行先で故障した車に出合っても、すぐに声をかけて動いていた」。デスクワークばかりだったので、直接人を助けることに魅力を感じた。年齢制限で受験できる都道府県警が限られ、地縁はなかったが兵庫県警の採用試験に挑戦。妻も「自分がしたいと思うことをした方がいい」と応援してくれた。(後略)

★★★★★

 標記のようにも考えてみたが、この人の人生観は標として称賛に値するものであり一つの跳躍の形式として僕は理解した。

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2009年11月28日 (土)

国土交通省キャリア官僚が書いた航空管制及び航空政策の本には強い興味をそそられた

  【飛行機は誰が飛ばしているのか 轟木一博著 日経プレミアムシリーズ】を読んだ。過日、週刊ブックレビューで神津カンナさんが推薦していた本でありその興味域の広汎性に驚いたところである。

 自身、専らの興味は図書前半部の航空管制の実務や実態に在り大きく心惹かれた。後半は国家における航空政策をキャリア官僚らしく論じたに留まり航空ファンにとっては退屈である。それにしても著者は東大法学部のご出身である。東大脳を持つ者、否、寧ろ、東大脳は可塑的にどんな領域にでも高い次元での反応性があることを知った。充分に佳書であった。

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2009年11月25日 (水)

瀕死の日本にふってわいた民主党という亡国の愚衆-科学を立国の礎にしない限り日本再生の道がないことがわからないのか-

事業仕分け 旧帝大学長ら「科学技術削減は世界に逆行」
11月24日11時49分配信 毎日新聞

 東京大、京都大など旧7帝大と早稲田大、慶応大の9大学の学長が24日、政府が事業仕分けなどで科学技術予算の削減を提案している状況に対し、「世界の潮流に逆行し、さらなる国家の危機を招く」などとして見直しを求める共同声明を発表した。有力大学の学長が共同で政策決定過程に発言することは異例だ。

 9大学の学長は24日午前、東京都千代田区の学士会館でそろって記者会見した。声明では「大学の発展が国富をもたらし、人類文明を高度化した」と指摘。諸外国が国家戦略として大学や基礎科学への投資を伸ばしている中で、日本が大学への公的投資を削減していることに危機感を表明した。

 さらに、研究者の自由な発想を尊重した投資の強化、若手研究者への支援、政策決定過程での大学との対話など5項目を要望した。【西川拓、永山悦子】

★★★★★

国民として納税者として強い怒りを感じる。教育は国家百年の計である。日本人の徳目の一つである『米百俵』の故事をしかと肝に銘じてもらいたいものである。

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2009年11月22日 (日)

「なぜうつ病の人が増えたのか」という本は佳書であった

  標記の括弧内の本を読んだ。著者は精神科医の富高振一郞(九大医卒 日本学術振興会在外特別研究員 1963年生れ)。幻冬舎ルネッサンス刊。昨今、うつ病の罹患者は急速な勢いで増加し正に天井知らずの感がある。

 1999~2005までの6年間で二倍の患者数をカウントする現況に在って、その原因を経済的社会要因から検討しても、なお、その増加率の急激な高騰は医学的に納得できない旨を動因として増多原因を多元的に解析したのが本書の特徴である。

 現在うつ病治療の基本となっているSSRIという薬剤の存在に着目しこれを徹底的に検証した結果、うつ病増多の原因の大部として、SSRIの普及に在ることを著者は再確認する。左掲の事実は以前から斯界において指摘されていたことでもあり、著者は製薬会社の経済原理に専ら着目し乍ら言説は廻天してゆく。

 従前から、うつ病者急増の背景にはSSRIの濫費があると知り乍らも、それを反省しないばかりか、なお、売り込みに血道をあげる製薬会社の商業的実態構造に対してただしく忿怒の情を吐露した至誠には頭が下がる思いがする。なお、本書に関しては精神科医の春日武彦氏が読売新聞で好意的な書評を書いて自戒をしている。

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2009年11月15日 (日)

お医者さんやその子弟も難儀なことである

市橋容疑者 「医者になれなかった」 死体遺棄は黙秘
11月13日2時31分配信 毎日新聞

 千葉県市川市で07年に英国人女性の他殺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が県警行徳署捜査本部の取り調べの際、職業について「(医者に)なれませんでした」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。(中略)
 市橋容疑者の父は医師、母は歯科医師。市橋容疑者自身は岐阜県の高校を卒業後、東京都内の私立大に進学したが中退。千葉大園芸学部を卒業後も定職についていなかった。

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 お医者さんになれなかったということが殺害に至る直接の犯行動機ではないのであろうが、上掲の記事を読んで、類似事犯として名門進学校東大寺学園に通う高校生が両親から医学部に行くことを強制されたあまりそれを恨んで殺人におよんだ犯行事例が想起された。

 そういえば、僕の主治医は東京慈恵医大を卒業した優秀であり、糖尿病治療ではその道の泰斗で現在は地域医師会の学術委員の要職にある。その奥方は歯科医。で、その息子は、数年の浪人を重ねた末に、どうやら金沢のほうの私立医大に辛くも入学したという話を聴いた。こういうケースも難儀である。私立医大はとにかく学費が高い。入ったはよいが国家試験に合格しないで医師免許の取得を断念する場合も難儀である。だが、しかし、高い使命感やモチベーションを持っていない医師に診てもらう患者は難儀では済まされずに悲劇につながるケースがあることを銘記としておく。

 それにしても、僕は頭も悪く両親が医師でなくてつくづくとよかったと思う。高校時代の同級生に医師の息子がいる。此奴、高校卒業後、未だ、医学部を目指して浪人中であるというという噂があるが本当なのだろうか。多分、悪い冗談なのであろう。こういう悪い冗談が医学部に入学希望をしていても、それを叶えることのできない者を追い詰めてゆくことになるのだ。

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