この僕が裁判所の書記官から弁護人と間違えられた
地裁にゆき刑事裁判を傍聴してきた。微罪を裁く事案で瑣程の興味を喚起するに至らずに検察官や弁護人ともに形どおりに裁判を運営しているような印象を受けた。被告人にも反省の色はない。
冒頭にも書いたとおり罪は微罪である。傍聴人は被告人の御家族だけという状況のなかで、僕はネクタイをきちっと締めスーツに身を固めて黒い皮のトートーバッグを携えて傍聴席に入ったところ裁判所の書記官から「弁護人のかたですか」と声をかけられた。
ちなみに、弁護士の使用しているカバンは圧倒的にトートである場合が多い。勿論、大量の書類を持ち運ぶには適しているからだ。検察官のほうは昔ながらの遺風を遵守して風呂敷が通例となっている。
僕は、トートの皮革製のカバンを使用している。また、特段、馬鹿そうな顔もしていないが怜悧という顔もしていない。傍聴席あたりにいたにもかかわらず弁護人に間違われたのは一つ珍事ではあった。開廷前に弁護人が被告人関係者と話をするために傍聴席にいることは珍しいことではない。
別の裁判では、被告人の家族と間違われたことがある。閉廷後に弁護人から「被告人のご家族ですか」と声をかけられた。この時はラフな格好をしていた。人は見かけで判断するというのは、どうやら、嘘ではないらしい。
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コメント
では、次の機会には、ぜひ風呂敷持参で!(笑)
冗談はさておき、人はどうしても「見かけ」とか「第一印象」とか「思いこみ」に囚われがちです。
僕は今のままの裁判員制度には反対なのですが、それが理由です。
いま、もし僕が裁判に参加しても、見かけと思いこみ以外に判断基準が無いですから。
一回目の公判で、不精ひげを生やしていた被告人が、二回目の公判で綺麗に剃ってきていたら、きっと反省していると思いこんで、軽い罪にしてしまいそうだよ。やばいやばい!
投稿: 元T | 2008年12月 2日 (火) 01時10分
☆ おはようございます。元T様。風呂敷持参よりも、いっそのこと白衣を黒く染めれば法衣になりにわか裁判官の出来上がり♪
ところで、日本人のあいだには、悪いことをしたら死刑は当然という認識が一般的です。一方で、今、国連が中心になって死刑制度廃止の動きをみせています。
僕は、裁判員制度は死刑制度定着の国民的コンセンサスの醸成にあるとみています。
投稿: 中也 | 2008年12月 2日 (火) 04時17分