がんに罹患したらどこの病院を選択するかを考える
東京都は、がん医療の体制を強化するため、治療技術や設備の優れた病院を来月から独自に認定し、最新鋭の機器を導入する際などに補助金を出して支援していくことになりました。
「東京都認定がん診療病院」の認定を受ける病院は、あわせて10か所で、21日、東京都庁で認定書が交付されました。
これらの病院は現在、都内に14か所ある国指定のがん診療の拠点病院とほぼ同じ高度な診療ができるとされ、放射線治療や乳がんの検査装置などの最新設備を導入したり、相談を受け付ける「相談支援センター」を設置したりする際などに東京都から補助金が出されます。
がんの患者は年々増加する傾向にあり、がんによる死者は都内で3万人を超えていて、東京都では、これらの10の病院を、地域のがん診療の中核病院として位置づけることにしています。
東京都は「がん医療の体制を強化して患者が病院を選択する幅を広げ、都全体のがん医療の水準を向上させていきたい」と話しています。(NHK3月22日 おはようにっぼん)
1 東京都認定がん診療病院について
(1)概要
都民に高度ながん医療を提供するため、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有する病院を「東京都認定がん診療病院」として、平成20年4月に都独自に10か所認定します。
(2)認定要件
厚生労働省が定めるがん診療連携拠点病院の整備指針に加え、5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)のほかに複数のがん(子宮がん、血液腫瘍など)についても集学的治療を実施していることや放射線治療や外来化学療法の実施などの高い診療機能を有していること。
(3)役割
高度ながん医療や緩和ケアの提供やセカンドオピニオンの実施
相談支援センターの設置や院内がん登録の実施、紹介機関に対する精密検査結果の報告
がん診療連携拠点病院が実施する取組への協力
2 がん診療連携拠点病院の概要
(1)概要
地域における連携を図りつつ、質の高いがん医療をうけることができる体制を確保するため、厚生労働省が定めた整備指針に基づき、都道府県がん診療連携拠点病院は都道府県に概ね1か所、地域がん診療連携拠点病院は二次保健医療圏に1か所程度、都道府県が推薦する病院を国が指定します。
(2)指定要件
厚生労働省が定めるがん診療連携拠点病院の整備指針を満たしていることが指定要件ですが、都が国に推薦した病院については、この整備指針に加えて、5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)のほかに複数のがん(子宮がん、血液腫瘍など)についても集学的治療を実施していることや放射線治療や外来化学療法の実施などの高い診療機能を有していることを要件としています。
(3)役割
高度ながん医療や緩和ケアの提供やセカンドオピニオンの実施
相談支援センターの設置や院内がん登録の実施、紹介機関に対する精密検査結果の報告など。
都道府県がん診療連携拠点病院は都道府県の中心的ながん診療機能を担い、地域がん診療連携拠点病院は二次保健医療圏におけるがん医療の中心的な役割を担います。
3 選考方法
認定病院及び拠点病院の選考にあたっては、東京都が設置した「東京都がん診療連携拠点病院選考委員会」及び「東京都認定がん診療病院選考委員会」(いずれも委員長:土屋了介 国立がんセンター中央病院院長、構成:学識経験者、関係団体代表及び患者代表等)における選考結果を踏まえました。
報道発表資料 [2008年3月掲載]
新しいがん医療体制で都民に高度ながん医療を提供
-東京都認定がん診療病院とがん診療連携拠点病院を整備-
平成20年3月21日
福祉保健局
東京都では、広く都民に高度ながん医療を提供するため、国が指定するがん診療連携拠点病院と同等の高度な診療機能を有する病院を「東京都認定がん診療病院」として、都独自に10か所認定します。
平成20年4月から、国が指定する都道府県がん診療連携拠点病院(2か所)と地域がん診療連携拠点病院(12か所)、東京都認定がん診療病院(10か所)の計24か所の病院が高度ながん医療を提供するとともに、地域のがん診療連携体制を構築することにより都全体のがん医療水準を向上させていきます。
1 東京都認定がん診療病院一覧(10か所)
東京慈恵会医科大学附属病院
国際医療福祉大学附属 三田病院
東京都済生会中央病院
順天堂大学医学部附属 順天堂医院
昭和大学病院
国立病院機構 東京医療センター
慶應義塾大学病院
東京厚生年金病院
東京医科大学病院
日本医科大学多摩永山病院
2 がん診療連携拠点病院一覧(14か所)
都道府県がん診療連携拠点病院(2か所)
東京都立駒込病院(地域連携の中心)
財団法人癌研究会有明病院(がん医療に係る人材育成の中心)
地域がん診療連携拠点病院(12か所)
東京大学医学部附属病院(区中央部)
日本医科大学付属病院(区東北部)
聖路加国際病院(区東部)
NTT東日本関東病院(区南部)
日本赤十字社医療センター(区西南部)
東京女子医科大学病院(区西部)
日本大学医学部附属板橋病院(区西北部)
帝京大学医学部附属病院(区西北部)
青梅市立総合病院(西多摩)
東京医科大学八王子医療センター(南多摩)
杏林大学医学部付属病院(北多摩西部・北多摩南部・北多摩北部)
武蔵野赤十字病院(北多摩西部・北多摩南部・北多摩北部)
※地域がん拠点病院名の後ろにある( )は担当圏域で、地域がん拠点病院としての役割を決めたものであり、実際には担当圏域を超えて連携が行われることがあります。
※参考 東京都認定がん診療病院について 等
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2008/03/20i3l700.htm
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