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2007年12月29日 (土)

ドラッグとしてのドリンク剤の副作用は怖ろしい

 昨日が仕事納めでした。この数日、仕事が多忙であったため、疲労感が強くドリンク剤を服用せざるを得ませんでした。ドリンク剤は医薬部外品ということもあり薬ではないという認識から僕の中で甘く考えていた部分があったのかもしれません。

 疲労が著しいために規定量を超えるドリンク剤(商品名リポDなど)を一日3本飲んでいました。あれって一日1本が規定量なんです。内科のかかりつけの先生からもドリンク剤の表示の量を超えて摂取すると危険ですよと指摘されていたにも拘わらず飲み続けていました。蛇足ですが、ドリンク剤のカロリーは比較的高く、ややメタボ気味の僕は痩身という観点からも服用は慎重を期すように指導されていました。

 仕事納めも終え、『ドリンク剤の副作用』が怒濤の如く押し寄せたの帰途のクルマの中です。一年の勤めからも開放されて気が緩んだのでしょうか。病的とも言えるような倦怠感・疲労感に苛まれました。帰宅して夕飯も採らず寝込んでしまい、本日の15時頃、遅ればせ乍ら恢復した次第です。『ドリンク剤の副作用』は広汎に及ぶと思います。
 が、一番、発現しやすいのは疲労感の実質的な蓄積です。これも以外と怖く根が深いものがあります。

 ドリンク剤は、微量のアルコール様物質(疲労感鈍麻物質)・中枢興奮剤・ビタミンB群・糖質が主な成分です。糖質をビタミンB群に感作させることでTCAサイクルを潤滑に廻すことに就いては恐らく生理学的にも疲労回復の効果が多少なりともあるのかもしれません。が、アルコール様物質・中枢興奮剤には疲労回復の効果はまったく期待出来ません。単に疲労感を鈍麻させるだけです。つまり、鈍麻した疲労感が累積して行くだけで、疲労を疲労として認識しないで再び、ドリンク剤を飲用するため疲労が溜まっていることに気づかない。で、ドリンク剤の効果が切れると再度、飲用して疲労を鈍麻させる。そんな負のスパイラルが形成されてしまう虞があります。しかも、多分に依存性が形成される可能性があります。

 例えば、戦後の肉体労働者が「疲労知らず」と称して雇用主から渡されていたヒロポン。これの亜種がドリンク剤とも言えば極論に過ぎるかもしれませんが似たか寄ったりかの事柄です。こういう中枢興奮系の薬は戦時にはよく利用されていました。特攻隊員も飲まされましたし、ヒロポンではありませんがベトナム戦争に参戦した兵士も飲まされたと聞いています。
 
 大麻・麻薬は国際的な配慮・自身の健康被害・社会防衛のためから厳しく規制されています。蛇足ですが、大麻は麻薬のカテから少し別枠で扱ってもいいような気がしないでもないのですが、では、麻薬かと問われれば法律上では麻薬の類です。ところで、タバコも狭義の意味での麻薬です。中枢興奮を起こし依存性があり個人のみならず社会に対して副流煙という形で害悪をまき散らします。ただ、幻覚・幻聴などをもたらすほどには至らずに社会防衛という観点で眺めてもタバコが犯罪に関与することは社会医学的にはありえない。脳に対するダメージも個人レベルに留まるので社会的寛容が成立しているものと考えられます。

 が、日本という国は、外圧や利権の伴わない負の部分である死刑制度に関しては国連の勧告等を拒否していますが、外圧には極端に弱い。国際的な動向を睨んで喫煙環境にも大きく規制が加えられて来たのが昨今です。僕は非喫煙者ですからタバコに対する規制強化は大賛成です。

 いづれにしてもドリンク剤は、麻薬と似たような社会的構造を持っています。疲労は疲労として認識する体躯の悲鳴という仕組みを薬などで封殺しないことが肝要です。先任の同業者はドリンク剤をまったく飲みません。一つの疲労が二倍の疲労感になって帰ってくることを知っているからです。嘗て、僕も忠告されたことがありました。無視して飲んでいた僕が馬鹿であったというになります。今回は(笑)

 ところで、薬やドリンク剤は、『メディスン』ではなく『ドラッグ』になってしまう場合があります。『ドラッグ』と言葉の中には違法な麻薬を指すスラングとしての意味もあります。

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